サッカー日本代表は、キリンチャレンジカップでホンジュラスと対戦しました
ホンジュラスはブラジルワールドカップにも出場した、決して弱くないチームです。
そのホンジュラス相手になんと
6−0の大勝
前半開始早々に、コーナーキックのこぼれ球を吉田麻也選手がダイビングヘッドで押し込んで先制点!
これを口火にゴールラッシュが始まります
ゴール!ゴール!ゴール!
サッカーはゴールがすべてではありませんが、ゴールを奪わなければ勝てません。
やはり胸のすくようなゴールラッシュは気持ちのいいもんです
吉田選手の先制点から始まり、所属のACミランでも好調の
本田圭祐選手が、クリアボールからフリーで抜け出し冷静にゴールに流し込んで追加点。
前半終了間際にはゴール前の混戦から
遠藤保仁選手のミドルシュートが炸裂!
これはテレビ解説の松木安太郎さんが「ワールドクラス!ワールドクラス!」と興奮していましたが(笑)、ほんと素晴らしいゴールでした
後半開始早々にもゴールが生まれました。
後半から替わって入った
乾貴士選手がファーストシュートで代表初ゴールを決めました
これは本田選手がよく見ていましたね。
オーバラップしてきた内田選手に相手DFが気をとられた瞬間にフリーで飛び出した乾選手が落ち着いて合わせました。
その後も途中交替で入った豊田選手が代表5戦目にして初ゴール!
豊田選手も日本ではなかなか生まれない大型FWとして期待大ですよね。
そして再び乾選手が追加点を挙げ、終わってみればなんと6-0の大勝!
長年言われ続けてきた”決定力不足”が解消されればいいんですが…
大きかった遠藤、内田、長谷部の復帰
この日は序盤からチームが機能していました。
前線からのハイプレス、全体の連動、縦への意識、アギーレジャパンになってから一番まとまっていたのではないでしょうか
サッカーは誰か特定の選手だけでどうこうできるほど甘くはありません。
しかし、たった一人の選手が絶大な影響を及ぼすのもまた事実です。
今日の日本代表にとって一番大きかったのは、アギーレ監督になってから初めて招集された遠藤、内田、長谷部、3選手の影響ではないかと思います。
ザックジャパンの時はボランチでの起用が多かった遠藤選手ですが、この日は攻撃的MFで起用されました。
試合後のインタビューで本人が
「守備より攻撃してる方が楽しいんで」と言っていたように、前線でのイキイキとした積極的なプレーがいいリズムを生み出していました。
内田選手も試合を通して、何度も長い距離のオーバラップを仕掛け、相手DFを引きつけ味方がフリーになる時間を多く作っていましたし、それがゴールにつながったシーンもありました。
あまり目立つプレーではありませんが、こういった”無駄走り”(サッカー用語で”デコイラン”(おとり)と言いますが)もアシストに匹敵するファインプレーだと思いますね。
そして長谷部選手も地味ながら堅実と言いますか、アンカーのポジションでチームに安定感をもたらしました。
アンカーは非常に難しいポジションでもあります。
前に出る、後ろに下がる、ボールを取りに行く、距離をとる、
優れた判断力と豊富な経験が必要なポジションだからこそ、長谷部選手の存在は欠かせないんじゃないでしょうか。
遠藤、内田、長谷部、3選手は新体制で初めて招集されたワケですが、この3人の力はまだまだ必要不可欠だと、アギーレ監督も実感したのではないでしょうか。
それくらい今日は素晴らしいパフォーマンスだったと思います。
柴崎、豊田ら新戦力にも期待
遠藤や長谷部といった”ベテラン”の力を見せつけた試合でしたが、この先ずっと彼らに頼るワケにもいきません。
今日初ゴールを挙げた豊田選手もエースストライカーになれる選手だと思いますし、同じく後半から出場した柴崎選手も、安定したかなり良いパフォーマンスを見せています。
ベテランと若手がうまく融合できれば、日本代表はもっともっと強くなると思います
今日のような6-0とかはまれでしょうが(笑)、毎回こういった気持ちの良いゲームを見たいですね
ガンバレ
ニッポン